2011年1月23日日曜日

モノクロ写真の自家現像

昨夜おもむろに試してみた。失敗も含めてメモしておく。


【準備 1】フィルムをリールに巻く

タンク(1本用 LPL製)

リール(タンクとセットで購入)

ダークバック(エツミ Mサイズ)

2重ファスナーになってるので、一番奥にタンク、リール、あとハサミとフィルムを入れた。
それが正しい使い方なのか不明。
もちろん両ファスナー閉じる。

左の編集用手袋をつけ、ダークバックの袖から手を突っ込む。
タンクとハサミは最後に使うので脇に避ける。

フィルムはあらかじめ先の細い部分をハサミで切っておく。
先端まで巻き戻しちゃった場合はフィルムピッカーで先端出してから。

で、左手にこのリールをもち、右手にフィルムを持つ。
フィルムの表(白くない方)が外になるように巻きつけていくんだけど、バッグの中で手探りなのでフィルムをどう持つとどっちが表になるのか覚えておくように。

リールも、バッグの中では右巻きか左巻きかわからなくなるので、左の写真のようにリールの切れ目が右になることを覚えておく。
さらにそこからリール中央に下ったあたり、V字のところがフィルムの最初の差し込みどころ。

フィルムをたわませて、V字の奥まで先端に入れたら時計回りに巻く。少し巻くとフィルムの穴がトゲにささるので、フックされたことを手探りで確認。
あとはリールとフィルムで綱引きするようにしながら巻いていく。

今回強く綱引きしすぎて、リールの溝に均等に巻かれるところをギュウギュウに巻いてしまい、一度やり直すはめになっちゃった…。
それでフィルムの縁が折れてしまったのが今回一番の失敗。

最後まで綺麗に巻けたらフィルムケース直前でハサミを入れる。
36枚だとリール終端をオーバーするので、終端に収まる程度でハサミを入れる。
手を切らないように注意です。
できたらタンクにしまい、きっちり蓋をして、暗闇作業終了~。


【準備 2】液体4種準備

バット。ここに水を張り、氷やお湯で20℃に保温調整する。
温度計も入れとく。

2000mlビーカー4つ。もう一個あってもよかったかも。
ヨドバシで買った後に、全然使えそうなのを百均で見かけたよ…

計量スプーン、2.5ml/5ml/7.5ml/15mlセットで百円。
50mlを図れるカップがあればよかった。しかも2個。

あ、こっから使い捨てのビニール手袋(百円70枚)付けてください。
俺つけ忘れてたんだけど…

現像液。TMAX。1:4希釈。
前述のタンクでは250mlいるので、50mlを200mlの水で薄める。

ここで50mlの計量カップが欲しかった。
15ml x3 + 5ml で計り、水洗いしました(また使うので)…

停止液。90%酢酸。
水で薄めて1.5~3%にする。

7.5mlを500mlで薄めて半分使いました。
酸っぱい匂いが立ち込めます…

定着液。中外マイフィクサー。1:4希釈。

0mlを200mlの水で薄める。
ここで50mlの計量カップが欲しかった、その2。

水切促進剤、ドライウェル。

2.5mlを500mlで薄めて半分使いました。


















【本番!】現像液→停止液→定着液→水洗い→水切乾燥剤→乾燥

キッチンタイマー、百円。工程数分準備しといたほうが良かったかも。

フィルムクリップ。つるす側と重りにする末端側と2つ使うとよい。

ホコリの立たない風呂場などで干すのがいいのですが、干すとこ確認しておきましょう。
うちはつるす場所なくて、ちょっと開いた扉にハンガーかけてつるした。
今回24枚だったからいいけど、36枚だと床に付きそうだな…











さて、いよいよタンクに液体を入れていきます。
前浴という作業もあるのですが、しなくてもいいという考えもあるそうで、今回はなしにしてみた。

開始!タンクの蓋をあけ、現像液を素早く入れ…入らない!
あわててキャップをたわませて注入。フィルムが折れてたのとここの失敗が後に響いたと思われ。

で、液を入れたら蓋をして、タンクの底を流しにコツコツコツとぶつける。気泡を取るのです。
そしたら7分の攪拌作業。これは使う現像液とフィルムによって違う。かくいう俺も長すぎたかも。6分かなぁ?
まず1分は連続攪拌。底を上にして~下にして~の繰り返し。
そしたらバットで保温50秒→10秒攪拌の繰り返し。

7分たったら素早く液を排出。

次、停止液。30秒の連続攪拌。そして排出。

3番目、定着液。またも注入に手こずる。
こいつは2~5分の攪拌。5分にしてみたけど、長すぎたかも?
結果を先に言うと白っぽくなってしまったのだけど、いろいろ失敗があってわからないw
こいつも1分連続攪拌ののち、保温50sec+攪拌10秒を4セット。液排出。

4番目、水洗い。
水道水を流しこみ5回攪拌→水入れ替えて10回→水入れ替えて20回→水入れ替えて20回→排出。
ビーカーをもう一個準備しておいて、ちゃんと20℃にしておけばよかったのですが。
流水30分って方法もあるらしい。水洗促進剤ってので時間短縮する手も。
今度それにしようかな。

流し作業ラスト。水切乾燥剤。30秒ひたす。排出。

そしたら風呂場で干して終わりです。
乾くまで1~2時間おいておきましょう。

ドライウェルを使っていると、スポンジで水気を取る必要がないと聞いていたのですが、水跡できちゃったので、やっぱ買わなきゃダメかも?
でもフィルムまがってたせいかも…


【結果!】
・全体的に白ぽくなった(安物のカメラのせいかも…)
・一部水跡
・一部穴が開いたような写真に(フィルム曲がって液が集中したと思われる)

でも写真できたし、PCに取り込んで加工でごまかせたしw
楽しく出来たので今回はよしとしましょう!改善あるのみ!

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